なんだかんだと、かれこれ20年近く通信/ITの仕事をしていて、周りからは電話屋とかコンピューター屋とか思われてるフシがありますが、私の原点は音響のエンジニアです。
5年間の某オーディオメーカー勤務では年間5~600台位の装置を バラしては修理という仕事をしていた 一方で、小規模なライブやイベントのPAエンジニアなんかもしてたりします。
会社やその人のポリシーにもよるでしょうけど、私の知ってる限り、プロの方々は、製品を吊るしで使う事は少なく、大なり小なり何かしら弄ってる事が多いです。
これまでに一番印象的だったのは某テレビ局系列のレコーディングスタジオで、新品ミキサーに最初にやる事が「電解コンデンサーの全取替え」でした。
理由は「大抵コッチの方がヌケがいいと言うのもあるけど、一番は慣れてるから。」
それと、バイトも含め、メーカー勤務の経験がなければ分からなかったであろう、中を開けた時に垣間見える、その製品に込められた思いや事情。
ですので、機械物を買ってきて 大抵の場合まずやる事は、動作テストと分解だったりします。
まあ、分解と言っても内部のレイアウトや構造、使用部品をチェックする程度ですが、ここで「悪い癖」が出ます。
私が買ってくる機械がコストパフォーマンス重視の普及価格品ばかりと言うのもあり、会社、設計、製造部門の皆さんの苦労が偲ばれたり、中にはオイオイこりゃひでぇと言う品質の物があったりして、これはこれで見るだけでも面白いんですが、そこから見えてくるのは、得てして大人の事情ということもあり、やっぱりこのまま使うのも面白く無く、ついつい何かしら弄りたくなります。
かくして、わが家の電化製品で、修理や興味で開けたものを含めて私のドライバーにかかってないものはほとんど無かったりします。
何でこんなこと長々書いてるのかというと、これからこのブログに出てくる話は、
普通の人にはあまりオススメ出来ない改造話が多く、自己責任ってなに?という
よい子は、まねしてはいけません。
と言いたかっただけです。