ネットワークプレーヤーと消費電力が極端に小さいアンプを入手しましたので、
・リビングのステレオをゼロスピンドル化(物理メディアを排除)する
・消費電力を下げる
と言う目的はあっけなく達成する目処が立っています。
しかし、アンプと言っても買ってきたのはStereo誌。
LXA-OT1はこの雑誌付録のバラックキットです。
流石に基板剥き出しで常設するのは、加減を知らない子供のいる環境では無理。
なので、ケースに収めましょう。
これで済めば、大人の冬休みの宿題程度。まあまあ普通なのでしょうけど、私の場合、
ここから先の方が重要な事になっちゃいます。
バラックキットしかも激安。これは改造しなくてはいけません。
(すでに義務になってます。。)
LXA-OT1は、D級パワーアンプICの前段にオペアンプが入ったシンプルな物です。
ざっと回路図と基板を眺めたところ、単電源で動かしてる事と安全の為と思われるカップリングコンデンサーがやたらと入ってたり、どう見てもコストでこうなったと思われる一般品のケミコンだらけだったりするので、交換しなきゃいけません。
アンプIC単体でもパワーアンプとして動くと言う事もあり、オペアンプがオーディオで言うようなプリアンプ的な物なのか、パワーアンプの入力段のバッファなのか、と言う設計意図は読み取れませんでした。
このオペアンプ、ゲインは入力回路の抵抗分圧をカバーするにも小さい1dB位しかありません。
オペアンプは交換できる様になっていますし、記事にも「交換して(音の変化を)楽しむ」的なことが書いてあります。
発振防止のおまじないも掛かっていますし、出力ラインのインピーダンスもソコソコ高い状態ですので、どんなオペアンプでも使えちゃいそうです。
ただ、単電源でケミコンのカップリング、ゲインがほとんどない、出力はラインレベルでインピーダンスが高い。という条件を考えると、オペアンプの違いによる音の変化はさほど大きくないと考えられますが。。
ということで、ケミコンを変えることと、スイッチングのACアダプタの電源容量が小さいので、電源の強化もしてみましょう。